樋管・用水路施設
元荒川土地改良区で管理している樋管施設は全部で4箇所、用水路施設は5箇所、調整堰は13箇所です。樋管や水路の由来は不明ですが、末田須賀堰が完成した1595年~1615年(慶長年間)には、周辺地域において水稲栽培が行われていたようです。
かんがい期には、4箇所の樋管施設から取水し、末田大用水路をはじめとする、各用水路を通じて田んぼに水を送っています。
この末田大用水路は、平成8年~20年の「県営地盤沈下対策事業・末田用水地区」によって、改築されました。水路構造は、冬期かんがい用水の通水を考慮し、また、景観や魚類等の生息に配慮したものとなっています。
樋管 施設一覧
(全てさいたま市岩槻区)
入穴樋管 (村国地内)
施設名称 |
規模及び構造 |
入穴樋管(村国地内) |
鉄筋コンクリート造 ヒューム管Ø800㎜ 長7.3m |
風間樋管(飯塚地内) |
鉄筋コンクリート造 ヒューム管Ø250㎜ 長8.5m |
柳橋樋管(末田地内) |
鉄筋コンクリート造 ヒューム管Ø600㎜ 長22.0m |
末田樋管(末田地内) |
鉄筋コンクリートボックスカルバート造 幅1.5m×高1.5m×長31.75m 着脱式水中ポンプØ250㎜2台、11kw 堤外導水路 連結平板ブロック 長82.6m |
用水路 施設一覧
施設名称 |
規模及び構造 |
水路延長 |
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蛭田用水路 (岩槻区南平野~春日部市上蛭田) |
塩ビ管VU、ヒューム管B型(Ø350㎜) 鉄筋コンクリート柵渠幅0.9・2.0m×高0.9・1.5m 組立土止 幅0.9m×高0.9m 鋼矢板打込護岸 幅2.5m×高1.4m |
約1.5km |
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末田大用水路 (岩槻区末田~越谷市西新井) |
間知ブロック積 自然石張水路 L型ブロック 自然石張水路 |
上幅5.1~4.08m 下幅3.3~3.0m×高1.8m |
約6.3km |
低水路護岸:L型水路 幅1.0m×高0.45・0.5m | |||
五ヶ用水路 (岩槻区末田~尾ヶ崎) |
鉄筋コンクリート柵渠(用水路型)幅1.2~2.65m×高0.9~1.8m |
約2.6km |
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三ヶ用水路 (岩槻区末田~高曽根) |
鉄筋コンクリート柵渠(用水路型)幅0.6~1.85m×高0.6~1.1m |
約2.9km |
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人巻用水路 (岩槻区末田~釣上) |
鉄筋コンクリート柵渠(用水路型)幅0.6~2.0m×高0.75~1.6m |
約3.6km |
調整堰 施設一覧
蛭田用水路
上蛭田堰 (春日部市上蛭田地内)
施設名称 |
規模及び構造 |
水路 |
上蛭田堰 (春日部市上蛭田地内) |
鋼製スルースゲート 幅2.0m×高1.5m 手動式 |
蛭田用水 |
末田大用水路
施設名称 |
規模及び構造 |
水路 |
末田堰(さいたま市岩槻区末田地内) |
SUS製転倒ゲート 幅5.05m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
末田大用水 |
小曽川堰(越谷市小曽川地内) |
SUS製転倒ゲート 幅3.95m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
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砂原東堰(越谷市砂原地内) |
SUS製転倒ゲート 幅4.15m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
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中組堰(越谷市南荻島地内) |
SUS製転倒ゲート 幅3.55m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
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下手堰(越谷市南荻島地内) |
SUS製転倒ゲート 幅3.55m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
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西新井東組堰(越谷市西新井地内) |
SUS製転倒ゲート 幅3.55m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
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西新井西前堰(越谷市西新井地内) |
SUS製転倒ゲート 幅3.55m×高1.5m 電動ワイヤーロープ式 |
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三ツ又堰(越谷市西新井地内) |
SUS製転倒ゲート 幅3.55m×高1.9m 電動ワイヤーロープ式 |
五ヶ用水路
五ヶ用水堰 (さいたま市岩槻区野孫地内)
施設名称 |
規模及び構造 |
水路 |
五ヶ用水堰 (さいたま市岩槻区野孫地内) |
SUS製スルースゲート 幅1.8m×高0.9m 手動式 |
五ヶ用水 |
三ヶ用水路
施設名称 |
規模及び構造 |
水路 |
外記前堰(さいたま市岩槻区野孫地内) |
SUS製2段式スライドゲート 幅1.6m×高1.1m 手動ラック式 |
三ヶ用水 |
萸ノ木堰(さいたま市岩槻区野孫地内) | SUS製2段式スライドゲート 幅1.6m×高1.1m 手動ラック式 | |
三ヶ用水堰(さいたま市岩槻区高曽根地内) | SUS製スルースゲート 幅1.4m×高0.7m手動式 |